処方箋を紙で手にした後、転送先の薬局や病院、保険会社から「FAX番号に送ってください」と指定されるケースは今も残っています。手順は、送信先FAX番号が手元にあれば5分ほどで終わります。この記事では、1枚のFAXにどの情報を載せるべきか、どの順序で送るのがいいか、送信後に何を確認するかを、順にまとめます。
FAXに載せる情報
先方が薬品を照合したり保険請求を通したりする際に、後追いの電話を減らすために次の情報を紙面に含めます。
- 薬品名、用量、処方医の氏名と医療機関名。
- 服用期間(開始日と日数、または「◯日分」の指示)。
- 保険情報(保険証の記号・番号、被保険者名)を漏れなく記載。
- 差し戻しや確認連絡に備えて、送信者側の電話番号とメールアドレス。
紙面は黒インクで、印字が薄い部分はなぞって濃くしておくと、受信側の機器で判読しやすくなります。
複数の処方箋がある場合
複数種類の処方が同時にある場合は、1回のFAXにまとめず、処方箋ごとに別のFAXとして送るのが安全です。受信側は薬品単位で処理するため、まとめて送ると1枚目だけが処理され残りが見落とされる、といった事故が起きやすくなります。送付状に「◯枚中の◯枚目」と明記しておくと、抜けが起きたときにも気づきやすくなります。
1回だけ送るときのオンラインFAX
処方箋のFAX送信は毎月発生する用事ではないため、月額契約のFAXサービスよりも、1回ごとに使えるオンラインFAXが向いています。payperfax.comのようなサービスなら、スマートフォンでPDFをアップロードして送信先FAX番号を入力するだけで送信でき、契約や登録は不要です。国際FAXにも対応しているため、海外の薬局や病院への転送にも使えます。
AIアシスタントに送付状の下書きを頼むこともできますが、医薬品名・用量・連絡先までが入力の範囲で、処方した医師が署名した処方箋そのものは実際の画像としてアップロードしてください。打ち直したテキストは、薬局が調剤する処方箋にはなりません。
送信後の確認
送信が完了すると、配信確認メールが届きます。ただし、処方は服薬タイミングにかかわる書類なので、確認メールが届いたら受信側の薬局や医療機関に電話をかけ、担当者名と「◯時◯分に◯枚送信した」と口頭でも伝えておくのが確実です。
なお、PayPerFaxは送信専用サービスです。医師や薬局からの処方箋を「受信」する側(自分の受信FAX番号を用意して待ちたい場合)は、月額契約型の受信対応FAXサービスや、直接窓口で受け取る方法のほうが適しています。この記事は、手元にある処方箋を1回だけ相手先へ送りたい場合を想定した手順です。
