海外へFAXを送るときの番号は、日本の国際電話識別番号「010」+送信先の国番号+相手先の番号(多くの国では先頭の0を外す)で組み立てます。取引先から受け取った番号をそのままダイヤルしても、多くの場合は送れません。
もっと早いのは、番号の組み立てもプレフィックスの調整も要らない方法です。PayPerFax なら、送信先のFAX番号を「+」付きの国際形式で入力するだけで海外へ送信できます。料金は送信先の国に関係なく、最初の3ページが$2、追加ページは1ページあたり$0.75。登録も月額契約も要りません。
料金:どの国へ送っても1ページ従量課金
PayPerFaxの海外送信料金は、送信先の国に関係なく一律です。
- 最初の3ページ:$2
- 追加ページ:1ページあたり$0.75
- 月額料金・登録料・国別サーチャージなし
アメリカへ送っても、ドイツへ送っても、シンガポールへ送っても、料金は同じ表示のまま変わりません。国際電話回線を経由する家庭用FAX機と違い、通話時間や回線品質による追加料金は発生しません。
日本の主要オンラインFAXサービスと比べて
日本のオンラインFAX市場は月額契約が主流で、海外送信料金の扱いはサービスごとにばらばらです。
| サービス | 月額料金(税込) | 海外送信料金 |
|---|---|---|
| PayPerFax | 不要 | 1ページ$2〜(国別料金なし、公開) |
| MessagePlus | 1,045円 | 料金ページに国際送信料金の記載なし(要問い合わせ) |
| 秒速FAX 送信(Toones) | 不要(前払いポイント) | 料金ページは国内料金のみ(要問い合わせ) |
| eFax Japan | 2,585円 | 別ページで送信先の国を選択して個別料金を確認 |
(各社の料金ページを2026年8月3日に確認しました。月額契約が続く限り、たとえ1通も送らなくても月額料金は毎月発生します。)
PayPerFaxの立ち位置がずれるのは、契約前に「この国へ送るといくら」が公開料金として分かる点です。数枚を月に1〜2回、または急ぎで1通だけ海外へ送るケースであれば、月額料金を1か月分払うより、送信した分だけ払える従量課金の方が実費で安く済みます。数十枚以上を毎月送るヘビーユースの場合は、月額契約の方が1枚あたり安くなることもあるので、送信頻度で使い分けます。
「無料で海外FAX」はほぼありません
「無料FAXアプリ」や「Gmail FAX 無料」で紹介されているサービスの多くは、無料枠を国内送信に限定しているか、そもそも海外送信に対応していません。対応している場合も、無料枠を超えると月額プランへ自動移行するタイプがほとんどです。単発の海外送信であれば、契約を結ばずに送信ごとに料金が確定するサービスの方が、後日の請求で驚かずに済みます。
海外FAX番号の基本構成(010 + 国番号 + 相手先番号)
日本から海外にFAXを送る場合、番号は次の3つのパーツで構成されます。
010 + 国番号 + 相手先の番号(先頭の0を除く)
| パーツ | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 010 | 国際電話識別番号(日本から海外へかける合図) | 固定 |
| 国番号 | 送信先の国を示す番号 | アメリカ=1、イギリス=44 |
| 相手先の番号 | 市外局番+市内局番+加入者番号 | 先頭の0を外す場合あり |
010プレフィックスとは?
「010」は日本の国際電話識別番号(国際プレフィックス)です。「これから海外へ発信します」と電話網に伝えるための番号で、日本国内の固定電話やFAX機から海外へ送信するときに必ず先頭に付けます。
海外の番号表記で「+81-3-1234-5678」のように「+」が使われていることがあります。この「+」は「自国の国際電話識別番号を付けてください」という意味です。日本からかける場合は「+」を「010」に置き換えます。
010が使えないケース(IP電話・一部の光電話プロバイダ)
「010」はNTT系固定電話・多くの携帯電話(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)から共通で使える国際プレフィックスです。ただし例外があります。
- 一部のIP電話サービス(0AB-J番号を使わない050始まりの電話)は、そもそも国際発信に対応していないか、独自の国際発信手順を指定していることがあります。
- 光電話サービスの国際プレフィックスは、プロバイダによって「010」以外の番号(例:0033-010、0061-010、0091-010)を使うマイライン方式が有効になっている場合があります。
- 社内PBX(内線電話)からの発信は、まず外線発信番号(多くは「0」)を押した後に「010」が必要です。
契約中の電話サービス・光電話・IP電話の国際電話発信手順を、事前に契約書またはプロバイダのFAQで確認してください。「発信できない」場合の多くは、プレフィックスの違いが原因です。
先頭の「0」を外すルール
国際FAXで最もつまずきやすいのが、この「先頭の0を外す」ルールです。
多くの国では市外局番の先頭に「0」が付いていますが、これは国内通話専用の番号で、海外からかけるときは不要です。
考え方はシンプルで、相手の番号が「0XX-XXXX-XXXX」なら先頭の0を外して「XX-XXXX-XXXX」、「02-XXXX-XXXX」なら「2-XXXX-XXXX」となります。相手の番号にそもそも0が付いていなければ、そのままで問題ありません。
ただし、アメリカ、カナダ、香港、シンガポールなど、もともと市外局番に0が付かない国は、そのままダイヤルします。
迷ったときは、「国際形式(+から始まる形式)で番号を教えてください」と相手に確認するのが確実です。
主要国への番号の組み立て方(010 + 国番号の実例)
ルールがわかったところで、実際に番号を組み立ててみます。
アメリカ・カナダ(国番号:1)
アメリカとカナダの電話番号は10桁(エリアコード3桁+番号7桁)です。先頭に0が付かないため、そのまま続けます。
例: ニューヨーク (212) 555-1234 にFAXを送る場合
010 - 1 - 212 - 555 - 1234
イギリス(国番号:44)
イギリスの市外局番は先頭に「0」が付きます(ロンドン=020)。この0を外してダイヤルします。
例: ロンドン 020-1234-5678 にFAXを送る場合
010 - 44 - 20 - 1234 - 5678
中国(国番号:86)
中国の固定電話には市外局番(例:北京=10、上海=21)があります。先頭の0を外してダイヤルします。
注意:北京の市外局番は「010」で、日本の国際電話識別番号と同じ数字です。混同しやすいポイントなので、分解して考えます。
例: 北京 010-1234-5678 にFAXを送る場合
010 - 86 - 10 - 1234 - 5678
↑ ↑
日本の 北京の市外局番
国際識別番号 (先頭の0を外した)
韓国(国番号:82)
韓国の固定電話も市外局番の先頭に0が付きます(ソウル=02)。この0を外します。
例: ソウル 02-1234-5678 にFAXを送る場合
010 - 82 - 2 - 1234 - 5678
(ソウルの市外局番「02」→先頭の0を外して「2」)
シンガポール(国番号:65)
シンガポールには市外局番がなく、8桁の番号をそのままダイヤルします。
例: シンガポール 6123-4567 にFAXを送る場合
010 - 65 - 6123 - 4567
その他の国は、下の国番号一覧を参照してください。いずれも同じルール(010+国番号+先頭0を外した番号)で組み立てられます。
主要国の国番号一覧
日本からFAXを送ることが多い国の国番号をまとめました。
| 国・地域 | 国番号 | 先頭0の処理 |
|---|---|---|
| アメリカ | 1 | 0なし(そのまま) |
| カナダ | 1 | 0なし(そのまま) |
| 中国 | 86 | 先頭の0を外す |
| 韓国 | 82 | 先頭の0を外す |
| 台湾 | 886 | 先頭の0を外す |
| 香港 | 852 | 0なし(8桁そのまま) |
| フィリピン | 63 | 先頭の0を外す |
| タイ | 66 | 先頭の0を外す |
| シンガポール | 65 | 0なし(8桁そのまま) |
| イギリス | 44 | 先頭の0を外す |
| ドイツ | 49 | 先頭の0を外す |
| フランス | 33 | 先頭の0を外す |
| オーストラリア | 61 | 先頭の0を外す |
| インド | 91 | 先頭の0を外す |
送信先の国別ガイド:アメリカ・中国・韓国・台湾・ドイツ
日本からFAXでよくやり取りする5か国について、実務でつまずきやすいポイントをまとめました。番号の組み立て方に問題がないのに届かない場合、送信時間帯や現地のFAX事情が原因のことがあります。
アメリカ(国番号:1)
日本企業から米国へのFAXは、契約書やNDA、注文書・見積書のやり取り、輸出関連書類(B/L、Commercial Invoice)、米国拠点への社内文書、現地代理店・弁護士・会計士との書類のやり取りが中心です。
時差の面では、東部時間(EST/EDT)がJSTから-14時間(夏時間中は-13時間)、西部時間(PST/PDT)が-17時間(夏時間中は-16時間)。日本の朝9時は西海岸で前日の16時前後にあたるので、先方の始業前に送信しておくと、当日中に確認や返信が返ってくる可能性が高くなります。
回線事情としては、家庭用FAX機はすでに少数派で、企業ではクラウド型FAXやメール添付への移行が進んでいます。番号自体は生きていても、受信された内容が担当者のメールに転送される構成が一般的です。番号の変更や移管の頻度は日本より高いので、久しぶりに送る先にはあらかじめ番号を確認しておくと確実です。
ビジー・応答なしが続くときは、相手先が土日祝日で電源を落としているケースが多くあります。感謝祭とその翌日の金曜、独立記念日、クリスマスといった連邦祝日は特に企業のFAX機が止まっていることが多いため、平日の現地時間帯を待ってから再送してください。
中国(国番号:86)
日本企業から中国へのFAXは、通関書類(インボイス、パッキングリスト)、契約書や注文書、工場やサプライヤーへの仕様変更通知、駐在事務所との社内連絡といった業務で使われることが多いです。
時差は中国標準時(CST)でJSTから-1時間。日本の朝9時が中国の朝8時にあたるので、始業直後に届く時間帯です。
回線事情は地域差が大きく、北京・上海・広州・深圳といった都市部は光回線への移行が進んでおりFAX受信は安定しています。一方、内陸部や工場地域では回線品質が不安定な場合があり、複数ページを一度に送るとエラーで途切れることがあります。5枚を超える書類は分割して送信することを検討してください。
タイミングの面では、春節(旧正月、1月下旬から2月中旬の1週間程度)と国慶節(10月1日から7日)は工場が長期閉鎖され、FAX機の電源も落ちています。この期間の送信は避け、休み明けに送るのが確実です。連休の正確な日程は年によって前後するため、事前に現地の公休カレンダーを確認してください。
韓国(国番号:82)
日本企業から韓国へのFAXは、契約書や見積書、貿易書類(輸出入・通関)、法律事務所や特許事務所への書類提出、在日韓国系企業の本社宛て連絡といった場面で使われます。
時差はなく、韓国標準時(KST)はJSTと同じです。日本の営業時間中はそのまま韓国の営業時間中と考えて問題ありません。
回線事情は良好で、韓国は光回線・IP電話への移行が進んでおり、企業のFAXはPCやスマートフォンで受信される構成が一般的です。ただし受信内容がPDFに変換されて担当者に転送される場合、手書きの押印や書き込みは読み取り解像度が下がることがあるので、重要書類はスキャン品質を事前に確認してから送信してください。
タイミングの面では、旧正月(ソルラル、1月下旬から2月中旬)と秋夕(チュソク、9月下旬から10月上旬)の連休はそれぞれ3日から5日、多くの企業が休業します。祝日カレンダーを確認してから送信してください。
台湾(国番号:886)
日本企業から台湾へのFAXは、半導体・電子部品業界の取引書類、契約書や注文書、通関関連書類、駐在員事務所や現地代理店との連絡、法律・会計事務所への書類提出などが中心です。
時差はJSTから-1時間で、日本の朝9時が台湾の朝8時にあたります。中国と同じ時差感覚で送信できます。
回線事情としては、台北・新竹・高雄などの都市部は光回線が普及しており、FAX受信は安定しています。企業では受信専用番号として残っている先が多く、番号は変更されにくい傾向があります。送付状の言語は日本語でも英語でも構いませんが、迷ったときは英語のほうが確実です。
タイミングの面では、春節(旧正月)は台湾でも1週間程度の連休となり、企業のFAX機も止まります。連休前に確実に届けたい書類は、3営業日前までに送信を済ませておくと安心です。
ドイツ(国番号:49)
日本企業からドイツへのFAXは、契約書や見積書、EU向け輸出関連書類、ドイツ拠点や欧州本社への社内文書、法律事務所・特許事務所への書類提出、機械・自動車部品業界のサプライヤー連絡といった場面で使われます。
時差は中央ヨーロッパ時間(CET)でJSTから-8時間(夏時間中は-7時間)。日本の朝9時はドイツの深夜1時前後にあたるため、送信しても翌日の始業までは対応されません。日本の夕方(17時から18時)に送ると、ドイツの朝一(9時から10時)に届き、当日中に返信が来る可能性が高くなります。
回線事情としては、ドイツはFAXの利用が今も一般的で、行政(Behörde)や法律事務所ではまだ現役の連絡手段です。回線品質は安定していますが、契約書や証明書類の場合、FAX受信後に原本の郵送を求められることがあるため、「FAX + 原本の郵送」の運用が必要かを事前に確認しておくと安心です。
タイミングの面では、夏季休暇(7月から8月、多くの企業が2週間から3週間連続で休業)とクリスマスから新年(12月24日から1月6日ごろ)は担当者不在の可能性が高い時期です。担当者宛ての緊急FAXは、事前にメールで在席確認を取っておくとよいでしょう。
よくある失敗パターンと対策
1. 010を付け忘れる
010なしでダイヤルすると、国内の番号として処理されます。存在しない番号へのダイヤルとなるため、エラーになるか、まったく違う相手に送信されてしまう可能性があります。海外送信の場合は必ず010から始めてください。
2. 先頭の0を外し忘れる
市外局番の0を残したままだと、番号が1桁多くなり、相手先に届きません。送信前に「国番号の直後に0が来ていないか」を確認しておきましょう。アメリカ・カナダ・香港・シンガポールは例外で、もともと0が付きません。
3. 国番号と市外局番を間違える
国番号と市外局番を混同して入力すると、エラーまたは誤送信になります。例えば、日本の国番号「81」を付けたまま海外に送信しようとするケースが少なくありません。国番号は「送信先の国」の番号なので、日本から送信するときに日本の国番号(81)は使いません。010+送信先の国番号+相手の番号、という順で組み立てます。
4. FAX機がパルス回線に設定されている
一部の古いFAX機はパルス回線モードになっていることがあります。国際FAXではトーン回線が必要なので、FAX機の設定で「トーン」(プッシュ回線)になっているか確認してください。
5. 送信時間帯による問題
海外との時差を考慮しないと、相手先が営業時間外でFAX機の電源が切れているケースがあります。送信先の現地時間を確認し、営業時間内に送信するのが基本です。相手が24時間受信可能かどうかを事前に把握できると、なお確実です。送信が成功したかどうかを確かめる方法はFAX送信確認を参照してください。
家庭用FAX機の国際発信は割高で失敗も多い
家庭用FAX機からの国際発信には、番号の組み立てミス以外にも落とし穴があります。国際通話料金は分単位で加算され、途中で通信が切れれば再送信のたびに追加料金が発生します。回線品質によっては相手先のFAX機との同期に失敗し、「送信完了」と表示されていても実際は届いていないケースもあります。1枚あたり数百円から千円を超えることも珍しくありません。
一方、オンラインFAXはインターネット経由で送信するため、国際通話料金は発生しません。PayPerFaxなら送信先の国を問わず、最初の3ページが$2、追加ページは1ページあたり$0.75で、通話時間に応じた課金や国別サーチャージも発生しません。送信結果もWeb画面やメールでデジタルに確認できます。
PayPerFaxで海外へ送信する手順
010の付け忘れ、先頭0の外し忘れ、国番号の間違い、IP電話のプレフィックス違い。ここまで紹介したつまずきは、オンラインFAXなら起きません。PayPerFaxでは、番号を「+」付きの国際形式で入力するだけで、システム側で国際発信の処理を行います。
パソコンとブラウザさえあれば、次の流れで送信できます。所要時間は書類が手元にあれば1分程度です。
- payperfax.com/ja/ を開く
- 送信するPDFや画像ファイルをアップロード(ドラッグ&ドロップ、またはファイル選択)
- 送信先のFAX番号を「+」付きの国際形式で入力(例:+1-212-555-1234、+44-20-1234-5678)
- 送付状が必要であれば、宛名・件名・メッセージを入力
- 料金と送信内容を確認して、支払い(クレジットカードまたはPayPal)
- 送信結果がメールに届く。失敗時は自動で再送、または全額返金
010プレフィックスの追加や先頭0の処理はシステムが自動で行うため、番号は取引先から受け取った国際形式のまま入力できます。パソコンからだけでなくスマートフォンからも同じ手順で送信できます。
- 登録不要・月額契約不要で、必要なときだけ使えます
- 最初の3ページは$2、追加ページは1ページあたり$0.75(送信先の国を問わず一律)
- パソコンやスマートフォンから、コンビニに行かずに送信できます
- 送信結果はメールと管理画面で確認できます
海外FAXの番号形式に自信がないとき、急ぎで確実に届けたいとき、そして「1〜2通のためだけに月額契約は結びたくない」ときに便利です。
